芝生植えてみませんか

この記事は 2013年4月12日 (公開日/最終更新日) に書いたものです。現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

はじめに

ティフトンという、西洋芝を練習場に植えてみませんか。

芝生にすると言えば、ホームセンターなどで売っている「四角い切り芝」を並べる。という「張り芝」を想像すると思います。その他、芝の種をまいたり、芝をほぐし地面に蒔くまき芝など色々な方法があります。

その中で、保護者・地域住民も協力する学校芝生化や公園の芝生化では、ポットに芝をちぎって入れ作った、ポット苗を1ヶ月ぐらい育てて、そのポット苗を、田植えのように植えるような方法が最近注目を集めています。

植えた後の管理も、芝刈り・ 施肥・灌水 を中心に行い、芝以外の草抜きなどは原則として行わない。労力・維持管理費をなるべく安く抑える方法で維持します。

以下のサイトを参考にしました

  • 鳥取方式®とは(グリーンスポーツ鳥取のサイトへ)
  • 鳥取方式®の芝生化の促進(鳥取県のサイトへ)
  • 財団法人 民間放送教育協会_其の13 だって気持ちいいんだもん~自分たちの力による校庭芝生化~
    • 動画があったが、現在は公開されていない。

注意

  • このページに書いてあることは、間違っている場合があります。
    • 鳥取方式®の正しい情報は、鳥取方式®とは(グリーンスポーツ鳥取のサイトへ)
  • グリーンスポーツ鳥取では、ポット苗の販売もあるようです。

大まかな流れ

  1. 芝生化を決める
    1. 場所を確保
    2. 散水できるかどうか確認(水道・井戸・川など)
  2. 芝刈り機を用意する(手押し・エンジン手押し式・エンジン自走式・エンジン乗車型)
  3. 芝を用意する
    1. 自分で作る(ポット苗を作る)
      1. 切り芝をほぐしてポットに芝を刺す
      2. 水やりして1ヶ月育てる
    2. 助成を使う(市町村・toto)
  4. 植える(梅雨の時期)
  5. 芝を育てる(散水・芝刈り)
  6. 完成(芝生開き)
  7. 使用する
  8. 冬になると、ティフトンが枯れる
  9. 冬も緑の芝生にしたい場合は、寒さに強い芝を植える(種をまく、オーバーシード)
  10. 来年の春、芝生が禿げた所が出来ると思うので、3 から繰り返す

 

時期は?:自分でポット苗を作り、植える

ポット苗をグラウンドへ植える(移植する)予定日を決める→1ヶ月前にポット苗を作る→1ヶ月育てる

  1. ポット芝準備:5月上旬~下旬
  2. ポット芝育成 :(1ヶ月育てる)
  3. 芝移植(芝を植える):6月中旬~下旬 (田植えのように、育てたポットを植える。)

 

何が必要?

グリーンスポーツ鳥取・鳥取方式®を参考に。

  • ポット苗作成 (1000平方メートル分)
  • 苗の移植
    • 6月上旬~7月上旬に移植する。(適期は梅雨直前の6月中旬)
    • 1メートル平方あたり、4個、50cm間隔で穴を掘り、ポット苗を埋め、土を戻し、葉っぱが見えているのを確認し、足で踏んで押さえる。 50人x1時間
  • 移植後の管理
    • 潅水
      • 移植後1ヶ月は、出来れば1日1回潅水する。その後は降雨がない場合、週1~2回潅水する。
    • 施肥
      • NPK化成肥料(12%~16%・12-12-12などNPKが同じ%)を、移植後2ヶ月間は、2週間間隔、その後は1ヶ月間隔。
      • 平方メートルあたり、4~6g  1000平方メートルで30kg~40kg
    • 芝刈り・・・4cmで刈りっぱなし (集めない)
    • 除草・・・草取りや除草剤は一切なし。
  • 冬になると。
    • 冬になると、夏芝であるティフトンは、冬眠し茶色になります。
    • 冬芝の種をまくと、冬眠したティフトンが保護されます。
    • あるところでは、冬芝をまくかわりに、スズメノカタビラという雑草を増やし、それを刈り込む事で、芝生にしているそうです。

    植えた後に必要になる用具

  • 芝刈り機
    • 手押し式芝刈り機(2万円~5万円)  数台
    • 自走式芝刈り機 (エンジン式 8~15万)
    • 乗用式芝刈り機(50万~100万)

 

紹介(事例紹介)

芝生化の例。

誠心保育園の場合

インターネット・このページが縁で、丸亀市の誠心保育園の芝生化のお手伝いをしました。

誠心保育園サイト 誠心保育園 Facebook

  • 芝生化面積:約1200平方メートル+300平方メートル
  • 芝生化年度:2011(ポット苗による芝生化)
  • ポット苗 : 自分達(先生)で作成

以下誠心保育園撮影の写真

5月02日 ポット苗作成

5月2日にポット苗を作りに行きました。その後、園の先生方だけで追加のポットを作りました。


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6月15日 園児・保護者・先生による移植

前日準備(穴掘り 当日に移植がスムーズにできるよう穴掘りしました)

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移植当日 園児・保護者・先生により1時間で植えました。

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6月24日 移植後(1週間)

6/24 01 6/24 02 6/24 03

6月30日 移植後(2週間)

6/30 01 6/30 02 6/30 03

7月08日 移植後(3週間)

7/8 01 7/8 02 7/8 03

7月14日 移植後(4週間)

7/14 01 7/14 02 7/14 03

7月21日 移植後(5週間)

7/21 01 7/21 02 7/21 03

7月28日 移植後(6週間)

7/28 01 7/28 02 7/28 03

芝生化後の管理、利用については、誠心保育園 Facebook で公開されているようです。

 

なぜ芝生化を?

昨年の2009年、鳥取へ行ったときに、鳥取県のグラウンド・ゴルフ場の芝生を見て、種類を聞いたときにティフトンという名前の芝だというのがわかったのがはじまりです。インターネット等を通じ色々と調べてみると、ポット苗を育て、田植えのように移植する植え方があるのがわかり、ポット苗を作ることにしました。まずは、ティフトンを手に入れる必要があり、業者にロール芝という物を注文しました。

届いてからポットに植えました。当時は植え方もわからず、飼葉切りでサイコロ状にきり、植えていました。

現在は、土を入れた後、ほぐした芝を、割り箸などを使って挿す方法でやっています。

香川県総合運動公園で芝が無料配布されると聞き、それを頂いてからは、地面に直接、サイコロ状に切った物を植えていき、最終的には、10000平米に植えました。

植えるのが遅く、8月まで植えていました。芝刈り、潅水、施肥も十分でなく、全面には広がりませんでしたが(2009年の県健康福祉祭に参加した人は、転々と何か草が盛り上がっている光景を覚えているでしょう)。

いま、冬を越したティフトンが、現在成長し出してきています。管理が国土交通省からまんのう町にうつりましたが、芝刈り等していないので、今は、他の雑草に負けそうです。

 

香川県でも、芝生化が広まっているようです

参考リンク

  • 高松市中央公園
    • 高松市中央公園公式ページ 中央公園芝生化大作戦 (リンク切れ)
    • 移植時のブログなど
    • 芝が一面に広がった後の写真を載せているブログなど
  • 高松市立牟礼北小学校 校庭の芝生化 (リンク切れ)

その他 参考になる動画