ボールをクラブで打ってホールホストにボールをホールイン(入って制止)するまでの打数を競うスポーツです。
昭和57年に鳥取県で、生涯スポーツとして考案されました。
基本的に個人プレーのスポーツで、個人のスコアで競うので、未経験者・初心者でも、熟練者といっしょに気軽に出来ます。
審判員はおらず、審判は自分自身です。
(団体を作り、その合計で競う大会もあります。)
用具例(認定用具)
公式大会・講習会では、次の4種類の用具(クラブ・ボール・ホールポスト・スタートマット)は認定用具を使う必要があります。
クラブ | 標準的なクラブ 材質や形を工夫した物もあります |
ボール | 一例 いろんな色があります。直径6cm |
ホールポスト | 撮影のため縮めた物と 伸ばした物 |
スタートマット | 扇状の部分が無いものもあります ボールを置いたところ |
特徴
どこでもできる。準備が簡単
- ホールポスト、スタートマットを置けばどこでもプレーできます。
- 穴を掘ったりしません。プレーし終わったら片付けるだけ。
- 芝・土・室内など、どんな場所でも出来る。
誰でもできる
- 誰でもできます。
- 子どもから、90歳のプレーヤーがいます。
- 車イスのプレーヤーも専用のクラブでプレーしています。
ルールが簡単
- ルールは計16条。(エチケット3条・ゲームに関するルール13条)
審判は自分自身
審判員はおらず、ゲーム中の判定はプレーヤー自身が行います。判定が困難な場合は同伴プレーヤーの同意を求めることができます。
時間の制限がない
プレー時間の制限はありません。進行「予定」時間を大会主催者決めることはあります。
人数の制限がない
1組の人数・コース数・ゲーム数(前半・後半に分ける等)等を工夫することで、何名でもプレーすることができます。全国グラウンド・ゴルフ大会では1,728名で競います。しかし、あまりにも人数が多いと、待ち時間が多くなりすぎたりその他問題も起きますので、申込人数を制限したり、うまく大会を運営する必要があります。
その他
順位
合計打数が少ない順、同じ場合はホールインワンの回数が多い順、以降2打・・・が多い順となります。
大会主催者により、2打回数の次は高年齢者を上位にするなど決める場合があります。プレーするコースに差がある場合は、各グループで順位を決める場合もあります。
標準コース
大会等では、標準コース50m、30m、25m、15m 各2ホールの合計8ホールを設定。
(以前のルールでは外回り内回り等指定がありましたが今はありません)
なお、同じ距離のホールが続かない様にします。
ダイヤモンド賞
8ホールで3回以上ホールインワン達成した、日本協会会員に贈られる賞。
他のスポーツと変わったところは?
1打でホールインすることをホールインワンといい、その特典として、ホールインワン1回につき各ホールの合計打数(実打数)から3打差し引いて計算し、引いたものが合計打数となります。
基本用語
ホール | スタートマットからホールポストの組み合わせ。 |
コース | 8ホール単位をいう。複数ある場合は「Aコース」「第1コース」「赤コース」などと表す。 香川県協会では、「色名」コースとすることが多い。 |
ラウンド | コース(8ホール)をプレーすること。複数ある場合は数字で表す。 |
ゲーム | 1ラウンドが時間別に複数ある場合は、1ラウンド第1ゲーム、2ゲーム、3ゲームのように表す。 香川県協会では、1ラウンドの「前半」「後半」とすることが多い。 |
グループ | 同一のコースでプレーするプレーヤー郡のこと。 全国大会等、大勢参加する大会などでは、グループごとに順位を出し、各グループの1位によるプレーオフを行い、総合優勝を決める。 参加プレーヤー全員が同じコースをプレーする事が出来ない時も、グループごとに順位を出す事が多い。 ラウンド数とコース数が異なる大会などでも行われる。 |
プレー | グラウンド・ゴルフを行う一連の運動。 |
組 | 一緒にプレーするプレーヤーの単位。 |
- 大会開催要項等に記載するときは。(日本協会後援・協賛、ダイヤモンド賞対象大会の要項に記載する場合)
- プレー・・・・競技ではなくプレーとする。(国体は例外)
- プレーヤー・・選手ではなくプレーヤーとする。
- ○×ルール・・○○年ルール、現行ルールとは記載せず、日本協会ルールと記載する。
道具を揃える
個人が用意する中で一番価格が高い用具がクラブですが、最大でも15000円(税別)です。
(用具認定基準で材質・価格が決まっているため)
アシックスほか、様々なメーカーから様々なクラブ等が発売されています。
- プレーヤーが準備
- 直径6センチのボール(1000円程度)
- 専用のクラブ(6000~15000円)
- マーカー(300~1000円)
- その他
- 帽子
- グローブ
- シューズ
- ボールホルダー、マーカーホルダー
- 大会主催者・各団体が準備
- ホールポスト
- スタートマット
- スコアカード(A4、B5サイズ)・筆記用具(ボールペン・えんぴつ)
- 香川県では、一緒にプレーする組につき1枚のスコアカードを使うやり方が多い。
- 組のスコアカードからパソコンに打数を入力し順位を出す方法。(全員の順位を出す場合)
- 各プレーヤーがスコアカードから、得点表(個人票)にスコアを転記して、それを打数ごとに分けられた提出箱に入れて、順位を決定する(上位入賞者のみ出す。パソコンがいらない)
- 他の都道府県では、各個人が手帳サイズのスコアカードと専用の下敷きを使うところもある。
- 各個人のスコアカードを、個人票の様に提出して順位を決定する。
- 香川県では、一緒にプレーする組につき1枚のスコアカードを使うやり方が多い。
詳しくは
その他詳しい情報は、公益社団法人日本グラウンド・ゴルフ協会のページをご覧ください。